Lesson4 4時限目 碧海大地のバイオスフィアを造った明治用水

森林が雨水を浸透しんとうさせる能力(浸透しんとう能)は草地の2倍、裸地らちの3倍 ※出典:村井宏むらい ひろし岩崎いわさき勇作「林地の水および土壌どじょう保全機能に関する研究」 1975年より作成

正解 C 水源林を育てる
森林の土壌どじょうはスポンジのようになっており、水を地中に浸透しんとうさせる働きがあります。その能力は裸地らちの3倍以上!山中に染みこんだ水はさわとなって流れ出て、徐々じょじょに大きな川となります。日照りが続いても川の水がれないのはそのためです。
つまり、森林は洪水こうずいを防止する働きと水不足を緩和かんわする働きを同時に持っているのです。また、森林は土砂くずれを防止したり水質を浄化じょうかしたりする機能も持っており、きれいな水を生んでくれます。水源林という言葉が示すように、森林は水の宝庫なのです。
明治用水では、100年以上も前の明治41年(1908)から上流の山の植林事業を始めており、現在では長野県根羽村を中心に約525haの水源林を所有し、植林しています。
森林はCO2を吸収し、多くの動物や植物が生息しています。これらの森林の保護によって碧海へきかい台地のバイオスフィアはますます豊かになっているのです。

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