Lesson3 3時限目 碧海大地のバイオスフィアを造った明治用水

正解 C 民間の資金だけで完成した
岡本兵松おかもと ひょうまつ伊豫田いよだ与八郎よはちろうの計画案は明治9年(1876)、愛知県に正式に認可されました。以後、岡本おかもとは反対する村々への説得、伊豫田いよだは工事資金の調達に奔走ほんそう。工事は県主導で進められることになります。そして明治12年(1879)、ついに明治用水の工事が始まりました。
安積あさか疏水そすいも明治用水も幹線水路の全長はともに52kmという大工事です。安積あさか疏水そすいの工事がすべて国の補助金で行なわれたのに対して、明治用水は伊豫田いよだらが集めた民間出資者の資金、水路の使用量などでまかなわれました。
ちなみに、民間出資者にはため池488ha(工事終了しゅうりょう後に不要)の土地がはらい下げられました。県からの借財も多少ありましたが返済したので、明治用水は完全な民営事業であったことになります。
このように大規模な水利事業がすべて民間の資金で行なわれた事はほとんど例がありません。明治用水は、碧海へきかい台地の農民が造った最大の資産なのです。

明治用水は碧海へきかい台地の農民が造った最大の資産(バイオスフィア)!

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