Lesson2 2時限目 日本のバイオスフィアを守っている水田

「食料・農業・農村白書」(2008年版)の「農地1アール当たりの国産供給熱量の国際比較ひかく」(2003年)を参考にして再計算した。白書は採草・放牧地を除いて計算しているが、採草・放牧地をふくむ農用地1ヘクタールの供給熱量を計算し、これを1人1年当たりの摂取せっしゅカロリーで割って、1ヘクタール当たりの人口扶養ふよう力を導き出した。

正解 A 米
日本のお米は1ヘクタールあたり約6.3トン採れます(もみ量)。同じように小麦の収穫しゅうかく量は2.3トン、とうもろこしは4.9トン(いずれも世界平均、2007年)。
お米はけばそのまま食べられますが、小麦はパンやパスタなどへの加工が必要です。また、とうもろこしは主食ではなく家畜かちく用の飼料として使います。
欧米おうべいでは、一人が生きてゆくのに1ヘクタールの農地が必要だと言われてきました。しかし日本では、1ヘクタールの水田があれば10人が生きていけました。
実際に、自給自足国家であった江戸えど時代の日本は約300万ヘクタールの水田で約3,000万人の人口を養っていました。
水田は、最もエネルギーの変換へんかん効率が高い農地なのです。

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