Lesson1 1時限目 「バイオスフィア」とは?

正解 A 地球からの補給
人間や動物の食料は水と塩以外、すべて生物(動物・植物)を原料としています。したがって、この宇宙船に人間以外の生物がいないかぎり、食料は生み出すことができません。つまり、食料、水、その他の物資は地球からロケットによる補給です(酸素は水の電気分解からもできますが、水は補給が必要)。宇宙食といっても地球の食事とほぼ同じものです(多くはレトルトパック)。
また人間の出す二酸化炭素(CO2)も化学的吸収ざいを使ってクリーンな空気を保っています。排泄はいせつ物は宇宙へ放出されますが、近年では尿にょうを化学的に浄化じょうかして飲料水としています。

宇宙ステーションの中では、食料や酸素は作り出すことができない(補給が必要)

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明治用水eラーニング|Meiji-Yousui e Learning

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宇宙食

宇宙空間で初めて食べ物を口にしたのは1961年(昭和36年)、ロシア・ヴォストーク2号の宇宙飛行士でした。当時は、無重力の中では食べ物がのどにつまるのではないかという不安があったそうです。したがって、宇宙食もチューブに入ったペースト状のものが多く、赤ちゃんの離乳りにゅう食に近いものだったそうです。
近年は宇宙滞在たいざいも長期化(個人での最長記録は約804日間)したので、宇宙食も千種類ほどに増え、ほとんど地上での食事と変わらない食事ができるとのこと。とは言っても、やはり長期保存、軽量、栄養価、飛び散らないことなど宇宙食には様々な制約があり、レトルト食品やフリーズドライ食品(カップラーメンや高野豆腐こうやどうふが代表的)が多いらしい。
地上と変わらない食事と言ってもやはり加工品がほとんどなので、宇宙飛行士の全員が地上での食事の美味しさに驚嘆きょうがくするそうです。

You Tubeで野口宇宙飛行士が宇宙食を紹介しょうかいしています。
http://www.youtube.com/watch?v=KI28DbFU-H4

また、野口さんの希望で宇宙ステーション内にて寿司すしパーティも開かれたそうです。
http://www.47news.jp/47topics/jitsuryoku/6-1.html

ちなみに、この寿司すしのフリーズドライ製法は南極探検隊のために開発された技術だそうです。南極も食料を得ることができない大地ですから、やはり食事は日本から補給する必要がありますね。

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